32GB USBメモリ6選|端子・読み込み速度・収納方式で比較

書類や写真を別のパソコンへ渡すとき、USBメモリは容量だけで選ぶと接続や持ち運びで迷いがちです。今回の6製品はすべて32GBですが、USB-A専用、USB Type-C専用、両端子対応という違いがあります。読み込み速度の公称値や端子のしまい方も同じではありません。使う機器の端子、データを取り出す頻度、外した後の扱いを順に考えながら、自分の受け渡し方に合う一本を選ぶための比較ポイントを整理します。
32GBのUSBメモリ6製品を、端子の組み合わせ、読み込み速度とUSB規格、収納方式の3つの視点で比較します。Type-C専用と両対応、読み込み最大100MB/sと約90MB/s、ノック式とプッシュスライド式の違いを紹介。読み込みの公称値を実際の転送時間や書き込み速度と混同せず、接続先と操作の好みで絞り込めます。
Type-C端子とUSB-Aとの使い分けで選ぶ
Type-C専用の超小型モデルと、USB-Aにも対応するスライド式を比較します。使う機器の端子が揃っているかに注目してください。

エレコム Type-C専用の超小型32GB
MF-CFU3032GGYは、USB Type-C端子を備えた32GBの超小型モデルです。USB 5Gbps(USB3.2 Gen1)に対応し、読み込み速度は最大200MB/sと案内されています。接続先をType-Cに絞れるなら、端子を切り替えずに使える構成が選ぶ理由になります。一方、USB-A端子しかないパソコンへ、そのまま差し込む用途には合いません。同じグループの両対応モデルとは、まず使う機器の端子が統一されているかで分けて考えるとよいでしょう。また、最大200MB/sは読み込みの公称値であり、ファイルを書き込む速さを表す数値ではない点にも注意してください。接続先と用途をType-C中心にまとめたい場合に検討しやすい一本です。小型でも、取り外した後の保管場所は決めておきたいところです。

エレコム 両端子を備えたスライド式32GB
USB-AとUSB Type-Cの両方を使いたいときに候補となるのが、MF-WSAU3032GBKです。容量は32GBで、USB 5Gbps(USB3.2 Gen1)対応、読み込み最大180MB/sという仕様です。端子の異なるPC間でファイルを渡す場面に注目できます。読み込みの公称値だけなら専用モデルが上ですが、それだけで受け渡しのしやすさまで決める必要はありません。どちらの端子を実際に使うかを先に考えるほうが、選択の理由が明確になります。ただし、Type-C端子があるだけでスマートフォンへの対応まで保証されるわけではなく、利用端末の対応条件は別途確認が必要です。端子を一本に限定しにくい環境で、スライド式の使い勝手を重視する選択肢といえます。
読み込みの公称値と端子の違いを見比べる
読み込み最大100MB/sの両対応モデルと、約90MB/sのUSB-Aモデルです。公称値を実際の転送時間や書き込み速度と混同せず、端子も検討します。

エレコム 回転カバー付きの両対応32GB
MF-TPC3032GBKは、USB Type-CとUSB-Aに両対応する32GBモデルで、端子まわりに回転カバーを採用しています。USB 5Gbps(USB3.2 Gen1)対応、読み込みは最大100MB/sです。比較相手より公称読み込み値は高いものの、両端子対応という違いにも意味があります。使うパソコンの端子が一種類に揃っていない場合、速度の数値だけでなく接続範囲を合わせて見られます。最大100MB/sは読み込み時の値で、書き込みにも同じ速さが出るという意味ではありません。実際の作業時間は扱うファイルや接続先の条件にも左右されるため、公称値の差をそのまま待ち時間の差と考えないようにしましょう。両端子を使い分けながら、回転させる方式で扱いたい場合に選ぶ理由があるモデルです。

バッファロー オートリターンのUSB-A型32GB
RUF3-KS32GA-BK/Nは、USB Type-A接続で容量32GBのメモリです。USB 3.2 Gen1に対応し、読み込み速度は約90MB/sと案内されています。端子収納はノック式で、外すと戻るオートリターン機構を備えています。このグループの両対応モデルと比べると、端子はUSB-Aに限定され、読み込みの公称値も異なります。接続先がUSB-Aのパソコンに揃っているなら、両対応の必要性より使用後の収納操作を重視する考え方もあります。そのため、常にどれだけ遅いかを決める材料にはせず、USB規格と併せて仕様上の違いとして捉えましょう。書き込み速度も、この読み込み値からは判断できません。端子の種類を増やすより、USB-A環境でノック操作と自動収納を組み合わせたい場合に注目したい構成です。
ノック式とプッシュスライド式の操作で選ぶ
USB-A接続のノック式とプッシュスライド式を取り上げます。外すと自動収納する仕組みと、スライド操作の違いを見て、使い終わった後の扱いまで考えましょう。

エレコム 外すと端子をしまうノック式32GB
ノック式のMF-PKU3032GWHFは、USB-A接続の32GBモデルです。USB3.1 Gen1/USB3.0に対応し、読み込み最大100MB/sとされています。端子を出す操作に加え、使用後に外すと自動収納する仕組みが特徴です。頻繁に差し替える用途なら、外した後の扱いを重視して検討できます。プッシュスライド式とは端子のしまい方が異なり、操作の好みが分かれ目です。USB3.1 Gen1対応という表記から、書き込み速度やすべてのファイルの転送時間を推定することはできません。また、Type-C専用の機器に直接つなぐためのモデルではありません。USB-Aの接続先が中心で、使い終わりに端子を戻す手順を減らしたい人には、自動収納という違いが判断の手がかりになります。

バッファロー プッシュスライド式の32GB
プッシュスライド式を採用するRUF3-SP32G-BKは、USB Type-A接続の32GBモデルです。公式仕様ではUSB 3.2 Gen1対応とされています。読み込み速度の数値は示していないため、同規格の別製品の速度を、このモデルに当てはめることはできません。押してスライドさせる操作を好むか、外した後に自動で戻る仕組みを好むかを考えると、数値以外の選択理由が見えてきます。ただし、プッシュスライド式という名称だけで、自動収納機能まで備えると解釈しないよう注意してください。USB-Aの端子を持つ機器で使うことが前提となり、Type-C専用機器への直接接続を重視する人は別の構成も検討したいところです。速度の順位付けよりも、対応端子と収納操作を基準に選びたい場合の比較対象になります。
選ぶときのポイント
まず接続先がUSB-AかUSB Type-Cかを確かめ、端子の異なる機器を行き来するなら両対応を検討します。容量は6製品とも32GBなので、次は読み込みの公称値と収納方式を見比べましょう。USB 5Gbpsなどの規格表記は、実際のファイル転送速度そのものではありません。読み込み値だけで書き込みの速さも判断できないため、保存作業が中心なら別途その仕様を確認してください。ノック、自動収納、スライド、回転カバーのうち、使い終わった後まで扱いやすい方式を選ぶのがポイントです。
接続先がType-Cだけなら専用型、USB-Aとも行き来するなら両対応が候補です。USB-A中心なら、ノック式の自動収納とプッシュスライド式を比較しましょう。読み込みの数値だけで順位を決めず、端子と収納操作で選ぶと用途に沿って絞れます。
