持ち歩くノートPC用USB-C充電器6製品を比較|出力・端子・携帯性で選ぶ

ノートPC用のUSB-C充電器は、最大出力だけで選ぶと使い方に合わないことがあります。ケーブル一体型か、スマホも同時につなぐかによって、PCへ供給できる電力は変わります。持ち歩くなら、本体の厚さや重さ、プラグの収納方法も確認したいところです。ここでは6製品を、ケーブルの扱いやすさ、複数端子の出力配分、本体の携帯性から比較します。まず手持ちのPCが求めるUSB PDの電圧・電力を確認し、実際に使う接続方法に合う製品を選びましょう。
ケーブル一体型ならMcdodo、ESR、エレコムが候補です。PCとスマホを同時につなぐなら、端子数とPC側の出力配分を確認しましょう。小型の1口はCIO SOLOⅡ、薄型の2口はCIO SLIM DUO IIを比較。最大出力は接続方法で変わるため、PCの必要電圧・電力と照合してください。
ケーブルを本体にまとめて持つ
内蔵ケーブルの長さと出力を比較。Mcdodoは接続先で上限が異なり、ESRの同時使用時の配分は不明です。

Mcdodo FreeGo 67W|巻き取り式でも接続先で上限が変わる
ケーブルを別に持たず、PCとスマホを使い分けたい人向けです。約65cmの巻き取り式USB-Cケーブルに加え、USB-CポートとUSB-Aポートを備えます。掲載情報による単独使用時の上限はUSB-Cポートが67W、内蔵ケーブルが60W。67Wを必要とするPCを内蔵ケーブルにつないでも、同じ上限にはなりません。USB-Cポートと内蔵ケーブルの同時使用時は20W+45Wと示され、PCをどちらにつなぐかが重要です。プラグは折りたたみ式で、ケーブルを本体に収納できます。接続先を決めて使う人には便利ですが、掲載された充電速度や耐久回数は実使用の保証ではありません。PCの必要電圧・電力を確認し、普段PCをつなぐ側の上限に合わせて選びましょう。2台接続時も配分を確認してください。

ESR Xtend 45W|長めの内蔵ケーブルと2系統接続
コンセントからPCまで距離がある場所で、ケーブルを本体に収納したい人の候補です。約95cmの巻き取り式USB-Cケーブルと追加のUSB-Cポートを備え、プラグも折りたためます。掲載寸法は64×53×29.5mm。メーカーは45W出力と、対応機器に応じた45~60Wの動的な出力調整を説明していますが、常に60Wを得られるという意味ではありません。追加ポートで2台をつなぐには別のUSB-Cケーブルが必要です。2台同時使用時の数値配分は提供資料で確認できません。PCとスマホの同時充電が主目的なら、購入前に販売元へ配分を確認してください。内蔵ケーブルの長さが使う場所に合うか、PCの給電条件を満たすかを照合し、単独使用と同時使用を分けて判断しましょう。
PCともう1台をつなぐ
端子構成とPC側の出力を比較。複数接続時の配分が不明なら、単独使用時の上限から推測しません。

Leadele 65W|USB-C 2口とUSB-A 1口を備える
USB-C機器に加え、USB-A機器も持ち歩く人が端子構成から検討する製品です。掲載情報ではUSB-Cが2口、USB-Aが1口。単独使用時の上限はUSB-Cの一方が20W、もう一方が65W、USB-Aが18Wとされます。PCには65Wと記された側のUSB-C端子を使う必要があります。プラグは折りたたみ式。複数端子を同時に使う際の出力配分は提供資料で確認できません。65W側にPCをつないで別の機器も充電する場合、PCへ65Wが供給され続けるとは判断できないため、必要な配分を販売元に確認してください。「小型・軽量」という掲載表現だけでは、他製品より薄い、軽いとは比較できません。端子数だけで決めず、PC側の必要出力と同時に使う機器を整理して選びましょう。

エレコム EC-AC12945BK|2台接続時は30Wと10W
約64cmの巻き取り式USB-Cケーブルを使い、もう1台をUSB-Cポートにつなぎたい人向けです。単独使用時のUSB PD出力は45Wで、2台同時接続時は30Wと10Wと示されています。45Wを必要とするPCとスマホを同時につなぐ場合、PCへ単独使用時と同じ45Wを供給できる前提では選べません。寸法は幅約62×奥行約37×高さ約48.5mm、重量は約145gです。ケーブルを本体に収納できますが、本体の軽さを重視するなら約70gのCIO製品とも比べましょう。PCを主に単独充電し、必要に応じて別の機器もつなぐ使い方に合います。購入前にPCが45W以下のUSB PD給電で使えるかを確認してください。同時接続する機会が多いなら、PC側が30Wで足りるかも確かめましょう。
本体の携帯性から選ぶ
CIOの1ポート小型モデルと2ポート薄型モデルを、寸法・重量と同時充電の必要性で比べます。

CIO NovaPort SOLOⅡ 65W|PCを1台ずつ充電する小型モデル
PC用の給電口を1つに絞り、本体の携帯性を重視する人向けです。USB-Cは1ポートで、公式仕様の最大出力は65W。対応出力に20V・3.25Aも含まれます。本体は約52.5×30×26.5mm、約74gで、プラグは折りたたみ式です。PCの給電条件に合うUSB-Cケーブルは別に用意します。1ポートなので、PCとスマホの同時充電には別の選択肢が必要です。メーカーは内部温度に応じて出力を調整すると説明しており、65Wを長時間一定で供給する前提では選べません。荷物を抑え、充電する機器を切り替えて使う人に合います。PCが求める電圧・電力を先に確認し、ケーブルも含めた持ち歩く一式で比較しましょう。小さな本体だけで選ぶと、別に持つケーブルの扱いを見落とします。

CIO NovaPort SLIM DUO II 45W2C|薄型でUSB-Cを2口
薄いポーチに収めたい人や、PCとスマホをUSB-Cで同時につなぎたい人向けです。メーカー公式仕様ではUSB-Cが2ポートあり、単独使用時は最大45W、同時使用時は合計最大45Wです。配分は30W+15W、15W+30W、20W+20Wと示されています。PCが45Wで給電できても、スマホと同時に使う際はPC側が最大30Wまたは20Wになる点を確認しましょう。本体はプラグ部を除き約44.2×78.8×12.5mm、約70gで、プラグは180度動く構造です。薄さと2口を重視する人の候補ですが、65Wを必要とするPCには出力上限が合いません。掲載先の一部に1ポート・65Wという異なる記載があるため、製品名と一致するメーカー公式仕様の2ポート・45Wを基準に比較します。
選ぶときのポイント
まずPCの仕様を見て、USB-C端子がUSB PD給電に対応するか、必要な電圧・電力はいくつかを確認します。次にPC単独で充電するか、スマホも同時につなぐかを決めましょう。端子ごとの上限と複数接続時の配分は別に確認が必要です。巻き取り式なら内蔵ケーブルの長さと出力上限を、別ケーブル式ならPCの給電条件に合うケーブルを確かめます。持ち歩きやすさは本体の寸法・重量に加え、プラグを畳んだ状態やケーブルを含む荷物全体で比べてください。
ケーブル一体型はMcdodo、ESR、エレコムを比較。同時接続ではPC側の出力配分を確認。小型の1口はCIO SOLOⅡ、薄型の2口はCIO SLIM DUO II。USB-A機器も使うならLeadeleが候補です。PCの必要電圧・電力と接続方法を照合して選びましょう。
