ノートPC用USB-Cハブ比較|映像出力・給電・増やせる端子で選ぶ

ノートPC用USB-Cハブ比較|映像出力・給電・増やせる端子で選ぶ

ノートPCのUSB-C端子を増やすハブは、見た目が似ていても使える機能が異なります。外部モニターを2台つなぐ、有線LANを使う、データ用USB-C端子だけを増やすなど、目的を先に決めると選びやすくなります。充電器の出力とPCに届く電力も同じとは限りません。ここでは6製品について、映像出力、給電条件、周辺機器用端子を比較します。手元のPCと接続機器に合う候補を探してください。

HDMIを2基使うならAnker、有線LANにはBelkinやHPが候補。カードとモニターの併用にはUGREEN Revodok Pro、データ用USB-C端子の増設にはUGREEN 4ポート。ORVISIONは操作パネルを使う人向けです。映像はPC側の対応、給電はPCに届く電力を確認しましょう。

外部モニターを使う環境

HDMIの数とカードリーダーの要否で選ぶ。

Anker Nano|HDMIを2基使いたい人に

Anker Nano|HDMIを2基使いたい人に

Anker Nano USB-Cハブは、最大4K・60Hz対応と案内されるHDMI端子を2基備えます。外部モニターを複数つなぎたい人が、まず確認したい構成です。データ用USB-A端子は2基、USB-C端子は1基で、SDとmicroSDのカードスロットもあります。映像を出せるのはHDMI端子で、データ用USB端子は映像出力や充電に対応しません。給電用USB-C端子もデータ転送には使えないため、同じ形の端子を用途別に見分けてください。PCへの給電は100W対応の充電器とケーブルを使う場合に最大85Wで、どちらも別売りです。モニター2台とUSB機器、カードを併用したい人に向きます。購入前に、希望する画面構成が使えるかはPC側の映像出力条件も確認しましょう。

UGREEN Revodok Pro|映像とカードを一緒に

UGREEN Revodok Pro|映像とカードを一緒に

UGREEN Revodok Proの8-in-1モデルは、最大4K・60Hz対応のHDMI端子と、SD・microSDのカードリーダーを備えます。カードからファイルを取り込みながら外部モニターも使いたい人に合う構成です。メーカー資料にはUSB-CとUSB-Aのデータ端子が各2基と記載されています。USB-C形状の端子でも給電用とデータ用では役割が違うため、接続機器をどこに挿すか確認してください。PCへのパススルー給電は最大85Wで、ほかの端子の動作に15Wを確保する説明です。HDMIが2基あるAnkerに対し、この製品で明示されるHDMIは1基。外部モニター1台とUSB機器、カードを併用する人には候補になりますが、HDMIを2基使う構成には合いません。

有線LANを使う環境

映像端子の種類とPCへの給電条件で選ぶ。

Belkin 8ポート|有線LANとHDMIを両立

Belkin 8ポート|有線LANとHDMIを両立

Belkinの8ポートUSB-Cハブは、HDMIと2.5Gbのイーサネット端子を備えます。有線LANを使う机で、外部モニターとUSB機器もつなぎたい人向けです。メーカー資料ではディスプレイの最大4K・60Hz対応、USB-A端子2基、USB-C端子、SDとmicroSDのカードリーダーが示されています。HDMIを2基持つAnkerと比べると、有線LANを加えられることが主な選択理由です。カードも使うなら、両スロットを確認できます。給電は最大100Wと表記されていますが、そのうち15Wはハブ本体が使用します。ほかの機能を使いながら最大45Wを通すには、60W以上の充電器が必要とされています。PCに必要な電力を調べ、充電器の出力値だけでPCへの給電量を判断しないでください。

HP ユニバーサル|HDMIとDisplayPortを確認

HP ユニバーサル|HDMIとDisplayPortを確認

HPのユニバーサルUSB Type-Cハブは、HDMI 2.0、DisplayPort 1.2、有線LAN用RJ-45端子を備える構成です。モニターの入力端子と有線LANを重視する人の候補です。商品記載にはUSB 3.2端子2基、USB Type-C 3.2端子、給電用USB Type-C端子も挙げられています。対応OSはWindows 10・11、macOS、Chrome OSで、HP以外の製品にも使用可能とされています。OSが対応していても、PCの映像出力条件は別に確認してください。PCへの給電は90W以上のUSB-C ACアダプターを使う場合に最大65W。HDMI 2.0の規格だけで特定の解像度やリフレッシュレートを保証することもできません。PCとモニターの条件を照合してください。

使う機能を絞る環境

データ用USB-C端子の増設か、操作パネル付きの端子拡張かで選ぶ。

UGREEN 4ポート|USB-Cデータ端子を増設

UGREEN 4ポート|USB-Cデータ端子を増設

UGREENの4ポートUSB-Cハブは、PC側のUSB-C端子1つを、データ用USB-C端子4つに増やす製品です。USB-C接続のストレージや入力機器を複数使い、映像出力とPC給電は別に確保できる人に向きます。確認済みの商品記載では最大10Gbpsのデータ転送に対応するとされていますが、実際の速度は接続条件によって変わります。同じ記載で、ノートPCの充電と映像出力には対応しないことも明示されています。4つのUSB-C端子をモニターやPC充電用に使うことはできません。HDMIやカードリーダー、給電も一つにまとめたい人は、ほかの製品を検討してください。必要なのがデータ用USB-C端子の増設だけなら、用途を絞った候補です。接続予定の機器がデータ用端子で使えるか、役割を確かめて選びましょう。

ORVISION 8-in-1|操作パネルも使う人に

ORVISION 8-in-1|操作パネルも使う人に

ORVISIONの8-in-1ドッキングステーションは、端子拡張にタッチ式の操作パネルを組み合わせた製品です。確認済みの商品記載にはUSB 3.0端子3基、最大4K・60Hz対応とされるHDMI、PD給電、有線LAN、SD・TFカード用端子があります。アプリの起動や操作のショートカットを机上のパネルに置きたい人には、ほかの候補と異なる選択理由になります。対応OSはWindows 10以降とmacOSとされ、SDカードとTFカードは同時には使えません。端子を増やすことだけが目的なら、操作パネルを使う場面があるか考えて選びましょう。PDは100W対応との記載ですが、PCに実際に届く電力の条件は資料から確定できません。必要な給電量とPC側の対応を購入前に照合してください。

選ぶときのポイント

PC端子が映像出力や給電に対応するか確認し、モニターの台数と端子を決めましょう。HDMIを2基使うならAnker、HDMIと有線LANならBelkin、DisplayPortも使うならHPが候補。カードとHDMIの併用にはUGREEN Revodok Proを検討できます。充電器の出力とPCに届く電力は分けて確認してください。データ用USB-C端子を増やすならUGREEN 4ポート、操作パネルにはORVISIONが候補。

モニター2台はAnker、有線LANにはBelkinやHP、カードとモニター併用にはUGREEN Revodok Proが候補。データ用USB-C端子の増設にはUGREEN 4ポート、操作パネルにはORVISION。端子の役割、PCの映像出力と給電条件を照合しましょう。