思い出をすぐ形に!モバイルフォトプリンター6選

旅行やイベントで撮った写真を、その場で紙焼きにして残したいという声が増えています。モバイルフォトプリンターはスマートフォンと手軽に接続でき、数分でL判サイズの写真を出力できるのが魅力です。ただし仕上がりの質感や本体の持ち運びやすさ、印刷を重ねるたびにかかる用紙代は製品ごとに大きく異なります。印刷画質・携帯性・ランニングコストという3つの視点から、方向性の異なる6製品を比較しました。
本記事では、キヤノン・シャオミ・コダックが手がけるコンパクトなフォトプリンターに加え、印刷せずに写真を楽しむデジタルフォトフレームまで6製品を紹介します。印刷画質、携帯性、ランニングコストという3つの軸で特徴を整理し、旅行用やイベント用途などシーンに応じて選びやすいよう構成しました。
携帯性で選ぶ:本格出力タイプと徹底軽量タイプ
自宅で本格的にL判写真を出力したい人と、とにかく身軽に持ち歩いてその場で印刷したい人向けに、サイズ・重量の考え方が異なる2台を比較します。

キヤノン SELPHY CP1500
自宅のリビングに据え置いて、家族写真をまとめて現像するような使い方に向いているのが、このキヤノン製コンパクトフォトプリンターです。L判サイズの写真用紙が108枚同梱されているため、購入直後から本格的なプリントを始められます。白を基調としたボディはインテリアになじみやすく、来客時にその場で写真を渡すような使い方にも対応できます。スマートフォンとはWi-Fi接続に対応しています。単体で持ち歩くタイプというより、旅行から帰った後や誕生日会など、腰を据えて写真を整理したいタイミングで力を発揮する一台と言えるでしょう。付属の写真用紙を使い切った後は追加購入が必要になるため、頻繁に印刷する家庭ほど用紙代を継続コストとして見込んでおく必要があります。

Xiaomi ポータブルフォトプリンター1S
バッグやポーチに入れてもかさばらない、本体重量わずか約180gという軽さが際立つのが、このシャオミ製ポータブルフォトプリンターです。インクレス方式を採用しているため専用のインクカートリッジを用意する手間がなく、荷物を減らしたい旅行や外出先でも扱いやすくなっています。印刷時間もスピーディーで、待たされにくいのも魅力です。Bluetooth接続に対応し、複数人が同時に接続して写真データを送信できるため、友人同士でその場で印刷し合う使い方にも向いています。付属のシールフィルムを使えば、印刷した写真をそのままステッカーとして手帳やノートに貼り付けられるのも楽しいポイントです。本格的な大判プリントよりも、身軽さとスピード感を優先したい人に向いた一台と言えます。
仕上がりで選ぶ:高耐久プリントと昇華型のリッチな発色
こすれや退色に強いシール紙プリントを重視するか、色の階調とラミネート保護を重視するかで選び方が変わる2台を比較します。

キヤノン スマホ用プリンターQX20
手帳やノートに写真をそのまま貼り付けたい人に向いているのが、シール紙対応のキヤノン製スマートフォン用プリンターQX20です。接続はケーブルを使わずスマートフォンとダイレクトに通信できるため、外出先でも準備に手間取りません。高耐久な仕上がりを重視した設計のため、こすれや退色が気になる用途、たとえば長く手元に残しておきたい記録写真やメモ代わりのステッカー作りにも適しています。白を基調としたシンプルなデザインで、ポケットやバッグに収めてカフェやイベント会場に持ち出しても扱いやすいサイズ感です。専用アプリからフレームやスタンプを加えて印刷できるため、写真をひと手間加えてから残したい人にも向いています。写真の質感にこだわりつつ、コンパクトさも両立できます。

Xiaomi ポータブルフォトプリンターPro
印刷後に自動でラミネート加工が施されるのが、シャオミのポータブルフォトプリンターProならではの特徴です。薄型ボディとBluetooth接続を備えた基本構造は1Sと共通していますが、印刷方式に昇華型を採用している点が異なり、指紋や水濡れによる劣化を抑えやすく写真としての保存性を高めたい人に向いています。ライブフォトをそのままプリントできる機能も備えており、動きのある一瞬を写真として形に残す楽しみ方もできます。複数人が同時に接続して印刷指示を送れる仕様のため、旅行やパーティーなど複数人で写真を撮り合うシーンでも活躍するでしょう。付属の写真用紙パックを使い切った後は、追加の用紙パック購入が前提になる点は事前に理解しておきたいところです。写真の質感と使いやすさを両立したい人におすすめです。
続けやすさで選ぶ:専用用紙運用と用紙不要の楽しみ方
印刷を重ねるほど用紙代がかかるドッキング型プリンターと、そもそも紙を使わずに写真を飾れるデジタルフォトフレームという発想の違いを比較します。

KODAK Dock Plus フォトプリンター
スマートフォンを本体にセットするだけで印刷が始まる、ドッキング操作のわかりやすさが持ち味の一台です。10×15cmサイズの本格的な写真プリントに対応しており、4PASSと呼ばれる昇華型の印刷技術によって色を重ねて定着させるため、色あせに強い仕上がりが期待できます。付属するのは10枚分の写真用紙とリボンのセットで、枚数を重ねて印刷する場合は専用の用紙パックを買い足していく必要があり、印刷頻度が高い家庭ほどランニングコストを意識した運用が求められるでしょう。据え置き型のため持ち歩くことは想定していませんが、リビングやダイニングに置いてイベント時にまとめて印刷するような使い方に向いています。じっくり写真を仕上げたい人や、操作の手軽さを重視する人におすすめの一台です。

KODAK Wi-Fiデジタルフォトフレーム
撮りためた写真を、印刷せずにそのまま美しく飾りたい人に向いているのが、このKODAK製Wi-Fi対応デジタルフォトフレームです。10インチの大きめ画面に加えて32GBの内蔵ストレージを備え、SDカードやUSBメモリからの読み込みにも対応しているため、手持ちの写真データをまとめて保存・表示できます。Wi-Fi経由で離れた家族から写真をリアルタイムに共有してもらえる機能もあり、実家に置けば孫の写真をすぐに映し出すといった使い方にも向いています。天然木を使ったフレームはインテリアになじみやすく、タッチスクリーンで直感的に操作できる点も魅力です。用紙やインクを一切使わないため、印刷機のような消耗品の買い足しを気にせず写真を楽しみ続けられるのは安心材料となるでしょう。
選ぶときのポイント
選び方のポイントは大きく3つです。まず旅先やイベントに持ち歩く頻度が高いなら、重量や本体サイズを重視し、単体で使えるかどうかを確認しましょう。次に、仕上がりの質感を重視するなら、昇華型やラミネート加工など写真の耐久性・発色に関わる印刷方式をチェックすることが大切です。最後に、頻繁に印刷する予定があるなら、専用の写真用紙やリボンをどの程度の頻度で買い足す必要があるかというランニングコストも忘れずに比較してください。印刷そのものにこだわらないなら、データのまま気軽に楽しめるデジタルフォトフレームという選択肢も検討する価値があります。
持ち運びやすさを最優先するならシャオミの軽量モデル、写真の耐久性や発色にこだわるなら昇華型やラミネート加工を備えたモデル、印刷頻度が高くランニングコストを抑えたいなら用紙代の負担まで含めて検討するのがおすすめです。印刷にこだわらないなら、デジタルフォトフレームで気軽に写真を楽しむのも一つの方法です。自分がどのシーンで写真を残したいかを軸に、6製品を見比べてみてください。
