年賀状準備に!家庭用インクジェットプリンター6選

年賀状の準備を考え始める季節、家庭用インクジェットプリンターの買い替えや新規購入を検討する人も多いはず。本記事ではエプソンとキヤノンの主要モデルを中心に6台をピックアップし、写真画質や印刷スピード、はがき印刷のしやすさ、インクのランニングコストという3つの視点から特徴を比較する。それぞれ用途やインクの仕組みが異なるため、自宅での利用イメージに応じて選び方も変わってくる。用途や印刷頻度に合わせて、自分に合った一台を見つけるヒントにしてほしい。
年賀状の準備期に注目したい家庭用インクジェットプリンター6台をエプソン・キヤノンの主要モデルから厳選。写真画質や印刷スピード、はがきトレイや両面印刷のしやすさ、インクボトルによるランニングコストという3つの軸で違いを整理し、自宅での印刷頻度や用途に応じた選び方のヒントをまとめている。
印刷画質・スピードで比べる2台
キヤノンの定番複合機TS3730を軸に、無線接続でスムーズに印刷できるホワイトモデルと、シンプル構成で扱いやすいブラックモデルを比較し、印刷までの快適さの違いを探る。

キヤノン TS3730 ブラック
キヤノンの定番シリーズとして人気の高いコンパクトな複合機で、2025年秋に登場したモデル。本体はブラックのシンプルな外観で、リビングや書斎など家庭のさまざまなスペースに置きやすいサイズ感が特徴だ。対応インクはBC-366とBC-365の組み合わせで、写真用途にも対応したカラー構成になっている。セットアップ用のソフトウェアディスクは付属しておらず、プリンタードライバーはキヤノンの公式サイトからダウンロードして導入する仕組みのため、事前にパソコンやスマートフォンでのネット環境を確認しておくと準備がスムーズに進む。年賀状の宛名面と写真面を1台でこなしたい家庭に向いている。初めて家庭用プリンターを導入する人にも扱いやすい、標準的な機能構成のモデルといえる。

キヤノン TS3730 ホワイト
キヤノンの人気複合機シリーズのホワイトモデルで、2024年秋冬に発売された一台。Wi-Fiに対応しているため、ケーブルで接続する手間をかけずにパソコンやスマートフォンから印刷でき、在宅勤務の資料作成にも使いやすいテレワーク向けの位置づけがされている。対応インクはBCI-366とBCI-365の組み合わせで、年賀状の宛名や絵柄だけでなく、日常の書類や写真の印刷にも幅広く対応できる。本体カラーが白なので、リビングや子ども部屋など明るい雰囲気の部屋にも馴染みやすい。年賀状準備と平日の仕事利用を一台で兼ねたい家庭に向いているモデルといえる。書類のコピーやスキャンにも対応する複合機としての基本機能を備えているため、年末の年賀状印刷が終わったあとも普段のオフィスワークや家庭の事務作業に継続して役立てやすい。
はがき印刷のしやすさで比べる2台
はがき印刷に特化した専用機と、年賀状以外の書類印刷も兼ねられる普段使いの複合機を比べることで、年に一度の作業に専用機を用意するか、一台で済ませるかという選び方の違いが見えてくる。

エプソン EW-056A1(A4複合機)
エプソンのA4インクジェット複合機で、2026年夏に登場した比較的新しいモデル。Wi-Fiに対応しており、スマートフォンやパソコンから無線で印刷指示を送れるため、年賀状シーズンに家族で共有して使う場合にも扱いやすい。インクは4色それぞれが独立したタイプなので、使い切った色だけを個別に交換できるのが特徴で、年賀状のように赤や黄色を多く使う用途でも無駄を抑えやすい。ソフトウェアディスクは同梱されておらず、プリンタードライバーはエプソン公式サイトからダウンロードして利用する仕組みになっている点は、導入前に確認しておきたい。書類のコピーやスキャンにも対応する複合機としての機能を備えているため、年賀状の時期が終わったあとも家庭の事務作業に幅広く活用できるのも魅力だ。

エプソン ハガキプリンター PF-81EINEN
エプソンのハガキプリンターシリーズの一台で、年賀状をはじめとしたはがき印刷に特化して設計されているのが最大の特徴。宛名面のレイアウトや文面作成を助ける住所録ソフト「宛名達人」の永年版が付属しており、買い替えのたびに新しいバージョンを別途購入する必要がない点は、長く使い続けたい人にとって嬉しいポイントだ。普段使いのA4複合機とは異なり、はがきサイズの給紙や印刷に機能を絞っているため、操作画面や設定もシンプルで、年に一度しか使わない家庭でも迷わず扱いやすい。宛名から絵柄まで一台でまとめて仕上げたいという人に向いているモデルだ。一方で、はがき以外のA4文書や写真をたくさん印刷する用途には向いていないため、年賀状シーズン以外は別の複合機と使い分けることを想定しておくとよい。
インクコストで比べる2台
専用のインクボトルで補充できる大容量タイプと、環境配慮をうたうモデルを並べることで、印刷量や使い方に応じたインクコストの抑え方の違いが見えてくる。

環境配慮型プリンター
再生プラスチックの使用や稼働時の消費電力の低減など、環境負荷を抑えた設計がなされていることがうかがえる一台で、国内の環境配慮型製品向けの認証マークを取得している点が特徴だ。年に一度まとめて年賀状を印刷するような使い方であれば、常に高い印刷性能を求めるよりも、環境性能や長く使える安心感を重視したいという家庭にも選びやすい一台だ。印刷スピードや解像度といった詳細なスペックについては公開されている情報が限られているため、導入を検討する際には商品ページで最新の仕様を確認しておくと安心だ。年賀状シーズンだけでなく、普段から環境に配慮したプリンターを探している人にとっても選択肢の一つになる。認証を取得したモデルは操作がシンプルな傾向もあり、省スペースな場所に置いて気軽に使う運用との相性もよい。

キヤノン G3390(ギガタンクモデル)
キヤノンのギガタンクシリーズに属する、特大容量のインクタンクを搭載した複合機。対応インクはGI-31シリーズで、専用のインクボトルから直接タンクに注入する仕組みになっているため、カートリッジ交換に比べて1枚あたりの印刷コストを抑えやすいのが大きな特徴だ。印刷ヘッドはBH-30とCH-30が採用されており、テレワーク向けの位置づけとしてWi-Fi環境での利用も想定されている。年賀状シーズンに限らず、年間を通して書類や写真を大量に印刷する家庭やオフィス用途にも適しており、インク切れを気にせず使い続けたいというニーズに応えるモデルといえる。本体カラーは白で、設置場所を選びやすいのも魅力だ。インクボトルのストックさえ用意しておけば、大量の年賀状印刷が続く時期でも途中でインクが心配になりにくく、長く愛用しやすい一台だ。
選ぶときのポイント
選び方のポイントは、年賀状をどのくらいの枚数・頻度で印刷するかを基準に考えること。写真入りのデザインを重視するなら画質とスピードに優れた複合機が向き、宛名印刷まで一台で済ませたいなら専用機や自動両面印刷に対応したモデルが便利だ。年賀状以外にも普段の文書や写真を多く印刷する家庭では、インクボトルで補充できる大容量タイプを選ぶと長期的なインクコストを抑えやすい。使用頻度と印刷内容を整理したうえで、各製品の特徴を見比べてみてほしい。
年賀状の準備は、写真入りのデザインをきれいに仕上げたいか、宛名印刷まで一台で済ませたいか、それとも長期的なインクコストを重視したいかによって、選ぶべきプリンターの方向性が変わってくる。今回紹介した6台はいずれも家庭用として扱いやすい機種なので、自宅での印刷頻度や用途を振り返りながら、年末の忙しい時期にも安心して使える一台を選んでほしい。
